お子さんの治療と予防

お子さんの歯を優しく守ります

乳歯の生えはじめから、乳歯と永久歯の混合期、そして乳歯が全て生え揃うまで、お子さんの成長に合わせたお口の中の健康管理を行うのが小児歯科です。
乳歯と永久歯とは歯のしくみは同じですが、永久歯は一生使うものなのでエナメル質や象牙質の厚みは、乳歯の約２倍あるなど丈夫にできています。
乳歯は１年数ヵ月で生えてきますが、永久歯は5～6年かけて歯肉の中でじっくり育てられ生えてきます。
その数も乳歯は20本ですが、永久歯は28本あります（親知らずを含めると32本）。
乳歯は生え始まる生後6ヶ月頃から大人の歯が生え揃うまで、お口の中はどんどん変化しています。
その成長途中で虫歯になると、乳歯の生え揃いだけでなくこれから生える永久歯にも悪影響を与えてしまいます。
もりもと歯科医院では、詳細に検査・診断を行い優しく適時な治療と、乳歯からのフッ素やシーラントなどの虫歯予防を提供していきます。
学校歯科健診などで、歯の異常や詳しい検査が必要なことを指摘されたお子さんなども、詳細に診査・診断を行い丁寧にそして優しく治療に当たっていきます。

なるべく痛みを少なくした優しい治療を心がけます

もし虫歯になって歯医者で治療を受けなくてはならないとしても、お子さんの半分以上は行くのが怖いと感じていると思います。
歯医者独特の雰囲気や臭い、そして歯を削る器具の「キーン」という高音、それだけでドキドキとしてしまって泣いてしまうお子さんもいらっしゃいました。
もりもと歯科医院では、怖がっているお子さんには治療をはじめる前に、歯医者に慣れてもらうためのトレーニング行います。
ドクターやスタッフが優しく接し、医院や機械・器具に慣れていただいて、安心感を持っていただくことを優先し、「歯は大切なものなんだ！」ということを覚えてもらってから、治療に入っていきます（緊急時はこの限りではありません）。
なお、当院ではお子さんの発育に考慮した治療を考え、保護者の方に提示してから治療をはじめていきます。
できるだけ早期発見・早期治療となるように、医院とご両親の連携も見据え、予防も考えながら小児歯科をすすめていきます。

フッ素やシーラントなどで大切な歯を予防

治療が終わったら虫歯にならないようフッ素を塗ります。フッ素の効果の主な点は下記の通りです。定期的に塗ることで虫歯になりにくい歯にしていきます。
★ 生える途中の弱い歯を丈夫にします
★ 抗菌作用でミュータンス菌の力を弱めます
★ 白くにごって溶けかかっている歯を、再び硬くします
★ 骨の中に埋まっている永久歯にもフッ素がしみます

奥歯の噛み合わせの部分は、“みぞ”が深くて磨きにくく虫歯ができやすい場所です。シーラントは“みぞ”をレジンという歯科用プラスチック材で埋めて食べカスが溜まりにくく磨きやすくする乳歯向けのの治療です。シーラントをフッ素と併用するとより効果的に予防が可能です。